よくメディアで「若者の旅行離れ」とか煽ってますが、実際には海外旅行の渡航者数は増えています。法務省が平成30年に公表した資料では、海外旅行者の数は過去最高になっています。
出典:法務省:平成30年における外国人入国者数及び日本人出国者数等について
しかし、海外旅行以外の魅力のある娯楽も、以前と比べて増えてきたのも事実です。娯楽の多様化により、海外旅行未経験の方ほど、海外旅行への魅力を感じていない、必要性がないと思われているのかもしれません。
なので、この記事では海外旅行ならでは魅力をお伝えしたいと思います!
目次
海外旅行の魅力
海外旅行の魅力を文章にするのはとても難しいです。自分自身が肌で感じた、なんとも言えない感動を、どうやって相手に伝えたらいいのか?ってことなんです。そのもどかしさと言ったら・・・
ですが、少しでも海外旅行の魅力をお伝えするために頑張りたいと思います!
日本から出国することが出来る
「はあ?」と思われるかもしれませんし、「当たり前じゃん!」と思われるかもしれません。しかし、まず「コレ」なんです!
日本の出国審査を抜けた瞬間、そこはもう日本ではないのです。初めての方だと、なんとも言えないドキドキ感が生まれるはずです。
「日本が大好き!だから日本から離れたくない!」と思っていらっしゃる方も多いことでしょう。ですが、一度日本から離れて、そして海外から日本を見てみることにより、新しい日本の魅力に気付いてもらえるはずです。
「ふるさとは遠きにありて思ふもの」と室生犀星の言葉が身に染みると思います。
非日常を実感することが出来る
「異国情緒」という言葉があります。日本国内には、「異国情緒」溢れる観光地が多くあり、それを求めて多くの観光客が集まります。
なぜか?と言うと、それは日常の日本ではない、「非日常」を感じることが出来るからではないでしょうか?
海外の都市では、当たり前のことですが、全く日本の匂いがしません。日常とは違う風景が延々と続きます。まさに刺激の宝庫です。
そして、たまに日本でもよく見かけるコンビニなど見ると、少し嬉しかったりします。刺激の無い毎日に飽き飽きしている方は、非日常を体感してみましょう。
本物に出会えることが出来る
日本は非常に豊かな国です。日本にいながら、各国の料理を食べることが出来ます。異国の文化を体験出来ます。海外のスポーツを楽しめます。
しかし、それは本物なのでしょうか?例えば餃子。知らない方はいらっしゃらない、メジャーでポピュラーな料理です。日本では焼き餃子が主流ですが、本場中国では水餃子が主流です。
このように、日本にある海外のものは、多かれ少なくかれ「日本風」にアレンジされているものが多いです。
食べ物ばかりではありません。日頃聞いてる海外のアーチストや、いつも観戦している海外スポーツなど、本場の本物でなくては、味わえないものがあります。
アメリカに行って、ハンバーガーやステーキを食べ、夜は大リーグ観戦して、東京ではない、本場のディズニーランドを満喫して、字幕さえないハリウッド映画をホテルの一室で観る。
想像しただけで楽しくなりませんか?どの海外旅行も一生の思い出になりますよ!
画面越しでは絶対に感じられないものを感じることが出来る
「現地に行かなくても、インターネットの発達で自宅でも風景を見ることが出来る」のが、若者の海外旅行離れの理由の1つだそうです。
海外旅行好きな人がそんなことを聞くと多分「んな、アホなwww」と思わず言ってしまうことでしょう。
インターネットの画面からナイアガラ瀑布の臨場感が味わえるのでしょうか?飛び散る水滴、大量の水が落ちる圧力で巻き上がる風、それを肌で感じたときの興奮。どれも画面越しでは絶対に味わえないものです。
雑多な東南アジアの熱気や、厳粛という言葉が溢れるバチカンや、本当の長閑を感じさせてくれるニュージーランド。どれも現地でなくては体感出来ません。
もし、現地でそれを感じることが出来れば、それは感動というものなんです。感動を求めてみませんか?
世界の中の日本を実感出来る
グローバル化という言葉があちこちで流れ出して、もう長いことになりますが、海外を知らない人がその言葉を口にして良いのでしょうか?
海外に出ると本当の「世界の中の日本」が実感出来ます。なにしろ、そこは異国で、日本語なんて一切通じないんですから。
いかに自分が狭い世界で生きてきたかを感じることが出来ます。学校で必死に覚えた英語なんて、そこでは通用しません。英語さえも分からない人が多くいる国かもしれないので。
世界は広いです。自分の常識では測りきれないものが世界です。それが理解出来たときこそ、本当のグローバル化に繋がっていくと思います。
だからこそ、海外旅行へ出かけましょう!
多分に主観を交えましたが、これが海外旅行の魅力です。
アフリカで最初の人間が出現し、過酷な旅を続け、ユーラシア大陸の東端、一番遠くまで旅を続けてきたのが日本人です。我々はその遺伝子を引き継いでいるのです。
なんて、オカルト的なことを言いましたが、先にも述べた通り、旅は人生を彩る刺激です。毎日のルーティンから外れて、非日常を感じて、刺激のある瞬間を体験してこそ、また普段の日常を頑張れるのだと思います。
なので、少しでも海外旅行に興味を持った方は是非出かけましょう!
その海外旅行の常識って非常識じゃないですか?
海外旅行へ行くのに二の足を踏んでいる方、いろいろな理由があると思います。ですが、それって正しいのでしょうか?何か勘違いしてませんか?
もし、勘違いされているとしたら、それは非常にもったいないです。
海外旅行は高い?
高い、安いはコストパフォーマンスの話だと思います。100円で買ったものでも、100円分の価値が無ければ高いと思いますし、100万円で買ったものでも、100万円以上の価値を見出したら、それは安い買い物だと感じるはずです。
それに、海外旅行=高額というのは一昔前の話です。
例えば、地方から東京ディズニーリゾートへ遊びに行く場合、往復の交通費+ホテル代+ディズニーリゾートパスポート代くらいあれば、台湾、香港、グアムや東南アジアくらいなら簡単に行けてしまいます。
大阪発:東京ディズニーリゾート1泊2日 10月10日~11日
交通費(大阪駅発着新幹線往復):29,880円
宿泊(ヒルトン東京ベイ1泊朝食付き):21,000円(2名1室1名に付き 楽天トラベル利用)
ディズニーリゾート2DAYパスポート:14,800円
合計:65,680円
関空発:香港4日間 10月9日~12日
交通費(香港エクスプレス利用):23,550円
宿泊(カオルーンホテル3泊):23,730円(2名1室1名に付き Agoda利用)
観光費:約20,000円(オープントップバス乗車券、ビクトリアピーク夜景観賞など)
合計:67,280円
このように、今の時代、海外旅行は決して高くはないと断言出来ます。
海外旅行は言葉が通じないからハードルが高い
確かに日本語は通じません。
ですが、今はスマホで簡単に翻訳作業が出来ます。なので、言葉で困ることはほとんどありません。
それに、予約時は全て日本語でOKです。それでも心配なのであれば、旅行会社主催の添乗員付きのツアーに参加すると、現地のやり取りは全て旅行会社がやってくれます。
なので、言葉の壁を心配することは一切ありません。
海外は治安が悪いから行くのが怖い
治安の悪い国は確かにあります。政情が不安だったりして、失業者が溢れていたり、実際に闇組織が暗躍どころか、大手を振って歩いている国さえあります。
しかし、これは一部の地域で、大体の国は日本とそれほど変わりありません。日本でも治安の悪い地域はあります。それと同じで、海外でも夜道や裏通りが若干物騒なだけです。
大事なのは、事前に情報を入手して、危険を回避するということです。それさえ出来ていれば、めったなことにはほとんどなりません。
だからこそ、海外旅行へ出かけましょう!
くどいようですが・・・
これで、海外旅行には興味はあるけど、二の足を踏んでいた方は、さらに海外旅行への興味と安心感を得て頂けたことと思います。
まずは何事も一歩目を踏み出すことが大事だと思います。最初から秘境や絶景を目指さなくてもいいと思います。まずは、ハードルが低くて、日本人にも馴染みがある、台湾やお手軽リゾートのグアムでもいいと思います。
1度海外旅行へ行ったら、間違いなく海外旅行中毒なってしまうこと請け合いです!
経験談
私が初めて海外へ行ったのは、中学生のときにアメリカへのホームステイでした。田舎から遥々成田空港へ行き、最早航空会社さえ覚えていない時代です(笑)(日本人CAがいた記憶があるので、多分JALです)
ロサンゼルス空港へ降りたって、空港の外へ出たときの自分の一言を今でも覚えています。
「すげえ!外車ばっか!!」
まあ、当たり前なんですが(苦笑)当時からすでに30年以上経過していますが、この一言は私の人生を決めました。それほどの感動だったんです。
是非海外へ行ってみてください。きっとみなさんも人生観が変わりますよ!